| Anthony Flavien Berberian |
医学生物学者、救急医、スポーツ医学専門医としての顔を持ち、災害医学・潜水医学・高気圧医学の資格も保有している。プロフェッショナルダイバーであり、トライミックスを使用するリブリーザーダイバーでもある彼は、これまで数多くの科学的生物多様性調査に参加してきた。中でも代表的なものがパプアニューギニアで行われた「Our Planet Reviewed」遠征であり、そのほかオーストラル諸島、マルキーズ諸島、ニューカレドニアでの調査にも参加している。 写真と水中世界への情熱から、これまで世界中の無数のダイビングポイントに潜り、数多くの未記載種の発見にも貢献してきた。世界各国の科学者と連携しながらその成果を共有し、世界的な生物多様性インベントリーの構築を支えている。 同僚であり共著者でもあるファビアン・ミシュネ、そしてパリ国立自然史博物館のジャクリーヌ・ゴワ氏とともに、新種のクラゲを発見・記載し、命名した。 権威ある国際的な「Wildlife Photographer of the Year」を受賞したほか、「Our World Underwater」コンペティションでは最優秀賞およびPhoto of the Yearを受賞し、Ocean Art Competitionでも評価を得ている。作品はフランスの「Ça m'intéresse」誌や「GEO」誌、ドイツ・スペイン版「GEO」、アメリカの「Discovery Magazine」や「DIVE」誌、イギリスの「BBC Wildlife」誌など、数多くの国際的な媒体で掲載されてきた。海洋生物多様性に関する主要な出版物にも寄稿している。 ポリネシアのサメに関するナショナルジオグラフィックの遠征・ドキュメンタリー制作にも参加し、リーダーの一人として携わった。 2023年には、ファビアン・ミシュネとの共著でフランスにて書籍『Peuples des Abysses(深淵の民)』を上梓。600点を超える写真を収めた320ページに及ぶこの一冊は、タヒチ沖のブラックウォーターダイビングで観察される垂直移動現象をテーマにしたものである。 同書はAmazonの該当カテゴリーで数週間連続1位を獲得したほか、2024年にはフランス海事アカデミー(Académie de Marine)より「Most Beautiful Book of the Year(最も美しい年間書籍賞)」を受賞している。 生物多様性研究への貢献が認められ、彼にちなんで貝の一種とウミウシの一種が命名されている。
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